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国民保護フォーラム2006へ行ってきました。

07.20.2006 · Posted in Op.ローズダスト, 福井晴敏

行って参りました、国民保護フォーラム2006。
警備は厳しいだろうなとは思っていたのですが、身元確認書類とはがきとの照合はもちろん、傘を預けさせられ、荷物検査、さらには金属探知機まで出てくるとは!
その場に貼ってあるポスターくらいは写真を撮ってこようと思っていたのに、どこへ行っても後ろで手を組んだアルソックさんか係りの人がいて結局一枚も撮れませんでした。

さて、フォーラムですが、一応気になるところはすべてメモ(後に判読できるできないは別として)してきたのですが、そのうちどこかできちんとした文章になってでそうなので、私は福井さんパート(で、読めるところ)だけ上げておきます。

沓掛有事法制担当大臣の挨拶の後、まず内閣官房内閣審議官の井上さんのレクチャーがあって、その後、コーディネーターの宮崎緑さんが、パネリストを指名してそれに答えるという形で行われました。

子供の時には、有事の際に国民を守るような法律があると無条件に思っていたが、小説を書くようになって調べてそのようなものがないと初めて知った。
この法律の目的は単純に言ってしまうと助け合いの精神をどう持つか、ということだと思う。
有事の際、国はどう守ってくれるのか、と思ってしまうと思うが、そうではなくて我々が何ができるか。
口をあけて待っているだけではなく、自分がどうコミットしていくかを考えないと機能しない。
隣に住んでいる一人暮らしのおばあちゃんをどう助けるか、と考えることが第一歩。

平時の意識改革、共助について

国民保護法は、災害基本法をベースにしているが、災害基本法と比べて国の強制力が制限されている。
それは国民感情に配慮したから。
例えば、避難中に向こうから消防車がやってきたら、がんばってという気持ちで道をあけようとするだろうけど、戦車が来たら、戦争の準備なんて…という気持ちになるのでは。
そこで強制力を持たせたらどうだろうかと言う事になるだろうが、そこで大人なんだし話せば判る、という気分をどう育てるか?これが共助になると思う。
家の裏が石油コンビナートで火事になったとして、自分のうちを壊さないと消防車が通れない、という状況の時、災害基本法なら強制的に壊せるが、国民保護法だと同意が必要。
自分も今家を建てているところだから切実に思うが、はいどうぞとはなかなかいえない。
壊して助かったとして、ここで問題になるのが、周囲の人がこの人をどう見るか。
あの人、運が悪かったねー、という目になってしまうと思う。
そうではなく、あの人のおかげでみんなが助かった、と自己犠牲に対して立派だったと思えるようになれば、たいていの事はクリアできる。

発令される事態にはどんなものがあるだろうか?

自分の言ったことが本当になる罰ゲームみたいになっている。
最近の状況には、想像を上回るものがある。
Nなんかが来た日にはどう気をつけろっつーんだってものだけれど、泥棒なら110、火事なら119、ならミサイルなら?といわれた場合、今までは?だったけれど、ここに来るのが国民保護法。
地震が来たら火を消すのと同じく、ミサイルが飛んできたらどうするかマニュアルを見て子供に教えることができる。
何か起こったら、とりあえずこうする、という事がわかっていれば、パニックに陥らないですむし、肝の据わった状態で自分で状況判断ができる。

最後に一言

とりあえず、ぜひご家族にパンフレットの「ミサイルが飛んできたらこうする」というのだけ教えてあげてください。
直撃しなければ大丈夫だと思います。

これはあくまでも、私が自分の片言メモを継ぎ合わせて判読したものです。
福井さんが仰った実際とは、違う部分もたくさんありますので、その点ご理解くださいね。

国民保護ポータルサイトには、会場でもらったパンフレットがPDFでおいてあります。
昨日、行く前に一応目を通していったのですが、ごくごく普通の政府のパンフレットのようなのに、項目が、武力攻撃の類型などに応じた避難などの留意点、なんていうのなので、怖さ倍増です。

サイトでは、国民保護法のサイレンも聞くことができますので、聞いておいた方がいいかも知れません。
以前、イスラエルでスカッドミサイル40発の攻撃を受けたことがあった時、犠牲者は7人ですんだことがあったそうなのですが、これはサイレンの音が国民に徹底していたからだそうです。
ただ…。
例えば北アジア方面からミサイルが発射された場合、日本に到達するには7分ほどかかるそうですが、国民保護法のサイレンがそれまでに鳴るか、と言うと無理そうです。
市町村レベルまで情報が降りてくるのに、かなりの段階を経なくてはならず、しかもその伝達手段がファックスだそうで。(苦笑)
まさしく、口をあけて待っていたのではどうにもなりませんね。

とりあえずは娘たちが帰ってきたら、ミサイルが飛んでくると判ったら、近隣の堅牢な建物や地下街に避難するようにと言っておくようにします。

記憶が鮮明な昨日のうちに、メモに目を通しておけばよかったのですが、昨日は飲んで帰ったら眠くて眠くて、見れませんでした。
福井さんイベントが去年に比べると減ってしまったので、なかなか会えなかった久しぶりの方々と、飲んで話してとても楽しかったです。
次はいつかな?
お付き合いくださった方、ありがとうございました。
近いうちにまたお目にかかるのを楽しみにしています。

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2 Responses to “国民保護フォーラム2006へ行ってきました。”

  1. >国民保護ポータルサイト
    ちょっと前に地連が、これがらみで人員構成が変わりました、てなことを聞いて、そういや国民保護ってどんなのか知らないなと、ここを検索したのでした。
    いやー、ほんと、そっか、そういうことなのか、とようやく飲み込んだ次第です。なんか、やっぱりどうしても「どっか違う世界のこと」って思ってたんです。ふー。

  2. tulco says:

    >あさりさん
    へえ、もう人員構成にまで関わってきているんですね。

    私も福井さんと同じく、そういう法律なんて勿論あるんだろうと思っていた口ですから、あのサイトみてちょっと怖かったです。
    お話を伺って「わが身にも起こりうること」とまでは認識できるようになりましたよ。現段階で何か起こっても、国にはほとんど期待できないって事も。

    とりあえずは、緊急時持ち出し袋内の点検と、いただいてきたパンフレットを家族と読んで、ミサイルに備えるくらいしかできませんね。
    そのうち実際の訓練も東京でも行われるでしょうから、その時はできれば家族で参加したいと思ってます。

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